ひだまりの詩

Le Couple ひだまりの詩歌詞
1.ひだまりの詩

作詞:水野幸代
作曲:日向敏文

逢えなくなって どれくらいたつのでしょう
出した手紙も 今朝ポストに舞い戻った
窓辺に揺れる 目を覚ました若葉のよに
長い冬を越え 今ごろ気づくなんて

どんなに言葉にしても足りないくらい
あなた愛してくれた すべて包んでくれた
まるで ひだまりでした

菜の花燃える 二人最後のフォトグラフ
「送るからね」と約束はたせないけれど
もしも今なら 優しさもひたむきさも
両手にたばねて 届けられたのに

それぞれ別々の人 好きになっても
あなた残してくれた すべて忘れないで
誰かを愛せるよに
広い空の下 二度と逢えなくても生きてゆくの
こんな私のこと心から
あなた愛してくれた 全て包んでくれた
まるで ひだまりでした

あなた愛してくれた 全て包んでくれた
それは ひだまりでした


2.夕映え

作詞:水野幸代
作曲:日向敏文

川を渡った風の音に
息も出来ずに目を閉じたのは
「冷たいねっ」って今もあなたが
手をつないでくれそうだったから

西陽をあびて電車が街の向こう滲んで
この胸の痛みも時間(とき)の路線に乗って
少しずつ少しずつ薄れてゆくのでしょうか

ずっとずっと あなたのそばに
いたかったのに
川面揺れる光のように
恋も消えていった

シロツメ草の咲く土手で二人初めてkissをした
微笑むあなたの瞳の中で 細い三日月揺れていた

「行かないでっ」て あの時 思い切り泣けたら
今頃ここに座って 夕映えに頬を染めて
ゆるやかに流れてゆく川を見ていたのでしょうか

ずっとずっと あなたのそばに
いたかったのに
涙でうるんで遠ざかる後ろ姿を
今も胸に焼き付けて 見送ってる

ずっとずっと あなたのそばに
いたかったけど
今もこの景色の中で 見送ってる

川面揺れる光のように
恋も消えていった…